ふたりなら

おはようございます、あんです。

9月の最後の土曜、Tさんと隣の市のプールに来たのは良かったのですが。

更衣室の前で彼と別れて放置されたまま、私は一人で水中ウォーキングを始めました。

それからたぶん20分か30分くらいたったころ。

背の高い細身の男性が、私の後ろを歩いてるのに気が付きました。

「20分くらい泳ぐと疲れるわー」

水泳帽とゴーグルをつけているし、裸眼では全然区別がつかないのですけど。

そのつぶやきは、彼の声でした。

「いつも、このくらいでもう帰ろうかなって思うよ」

そう言いながら、彼は両腕を回転させて動かしています。

去年、事故にあって左腕があまり上がらなくなって。

プールに来るのはリハビリを兼ねてなのだそうです。

「あんちゃんいなかったら、もう帰ってたかも」

確かに私も運動しなきゃと思うものの、結局ひとりではできなくて。

彼に誘ってもらったからこそ来られたわけで。

ひとりではできないことも、ふたりならできることもありますよね。

「あんちゃんは泳がないの?」

「ひとまずウォーキングからかな。普通に1時間歩くのしんどいけど、水の中なら足腰にこないし」

「たしかにね。スイミングいいんだよ。事故の後、左腕全然上がらなかったけど、泳いでたらかなり上がるようになってきたし」

そんな風に言いながら、彼は左腕を回してみせてくれます。

「泳ぐようになってから、肩こりもしなくなってきたし」

「そうなんだ」

彼にとってプールで泳ぐのは、純粋にリハビリを兼ねた運動のようですから。

構ってもらえないのも仕方ないかと思えてきました。

「もう少し泳いでくるよ」

そう言って、休憩終了とばかり別のレーンに行ってしまう彼を見送って。

私も残り時間をウォーキングに励むことにしました。



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初めてのプールで・・・

おはようございます、あんです。

9月の最後の土曜は、Tさんと釣りに行く約束をしていたのですが。

台風シーズンということもあって、その日はあいにくお天気が悪くて。

結局、釣りに行くのは中止になりました。

代わりに彼が提案してくれたのが、プールに泳ぎに行くという案。

会う前にLineでやり取りしていたときに、週末にはよくプールに泳ぎに行くと彼が話していたので。

一緒に行きたいなという話はしていたのです。

意識的に運動しないと、どんどん運動能力が落ちていくだけですしね。

そして、11時半ごろ。

行先の市営プールはお化粧禁止になっているので、すっぴんのまま迎えに来てくれた彼のクルマにピックアップしてもらって。

お昼過ぎに、隣の市にある市営プールに着きました。

レジャープールではないので、施設自体はそれほど新しくはないですし。

たぶん、来ているのはご近所の方ばかりなのでしょう。

お昼時なこともあるかもしれませんが、人はあまりいませんでした。

そして、入口のところで自動券売機でショートタイム分の券を買って。

勝手がわからず、キョロキョロしている私をよそに、彼は靴を脱いで中へ入って行こうとします。

「じゃ・・・」

出口のところで、と私は続けようとした矢先

「適当に泳ぎ始めてるから」

そう言って、彼は男性更衣室へ行ってしまいました。

レジャーではないので、着替えに時間がかかるだろう私を待っていることもないと思ったのでしょう。

だけど、私はこのプールは初めてなんだから、待っててくれても・・・。

昨日の夜は、水着ある?水泳帽は?ゴーグルは?なんて。

甲斐甲斐しく訊いてくれていたのに。

ちょっと冷たくない? なんて少し不満に思いながら。

水着に着替えた私は、プールに向かったのですけど。

コンタクトを外しているので、あまり周りは見えていませんし。

プールサイドで私を待っている風な人はいなくて。

身体を動かしにきたんだし、まあいっか。

少しやさぐれた気分で、私はウォーキング専用のレーンに入って黙々と歩き始めたのでした。



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釣り行かない?

おはようございます、あんです。

Tさんが初めて私の家に泊まった日の翌日。

気が付けばお昼前になっていました。

買い置きの食材もないので、ご近所のスーパーで買い物をして。

それから、だらだらと昼飲みを開始。

学生みたいなノリだねって彼は笑っていましたが。

他愛もない話をしながら、ジャンクなおつまみとビールとでまったり過ごしました。

彼がそろそろ帰らなきゃと立ち上がったのは、夜の7時くらい。

自宅に帰り着いたとLineが入ったのが、9時前くらいでした。

それから、携帯の電話番号と私の本名の漢字を訊かれて。

「ワン切りするから、登録しといて。僕の名前は〇〇〇〇だからね」

そういって、彼は言葉通りに携帯を鳴らしてくれて。

その番号に、私は教えてもらった彼の本名を漢字で登録しました。

そのあと、「釣り行かない?」と不意に誘われて。

「やったことないけど、行ってみたいな。いつごろ?」

私はそう答えました。

ずいぶん前に、友人夫婦に付き合って海釣りに行ったことはありますが。

自分で釣ったことはありません。

「次の週末にでも。太刀魚の時期やねん」

「そうなの?」

「うん。ずっと楽しみにしてた」

「そうなんだ(^^) 行こう行こう♪」

彼が釣りが趣味なことは以前聞いていましたし。

せっかく誘ってもらっているんですから、一度くらいは一緒に行ってもいいかなと思ったのです。

「やったー。あんちゃんにも釣りが合うといいな」

自分の好きなことを私にも好きになってもらいたいのかな。

そんな風に思えて。

私はひそかに微笑んでしまっていたのでした。



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0から100へ

おはようございます、あんです。

3回目のデートで、Tさんを泊めることになった夜。

ふたりともシャワーをしてから、お布団に入ってから急転直下は起こりました。

私としては、色っぽいことにはならないんだろうと油断していた矢先。

Tさんがハグとキスをしてきました。

一緒にお酒を飲んだりカラオケをしたりして楽しかった人ですから。

私としても、好感は持っています。

でも、Tさんが私を異性として意識をしているとは思えていなくて。

0から、100へ急にとんだ気分でした。

触れ合ったあとで、そのことをTさんに言ったら。

「何とも思ってなかったら、毎週誘ってないやん」

たしかにそれはそうかもしれませんけど・・・。

「だって、ちゃんと言ってもらわないとわからないもん」

うすうすはわかっても。

やっぱりちゃんと言葉にしてほしいですよね・

「ちゃんと言ってほしいな」

そういう風におねだりすると。

「好きやで」

暗がりのなかで。

Tさんはそう言ってくれたのでした。



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